特許出願ねっと!TOP > 特許申請ブログ - 特許申請から国際特許など > 発明の新規性判断の時期的基準
●どの時点で新規性がないとされるのか〔時期的な基準〕
特許出願の時を基準として判断されます。発明の時を基準にするとその時の決定が困難で、発明を秘密化をまねくおそれがあり、公開時を基準にすると公開の立証等が必要になり不便だからです。日だけではなく、時分も問題になります。ある日の午前中に同じ発明が学会等で発表され、午後に出願しても新規性なしで拒絶されます。
●発明の新規性の喪失に例外がある
発明の新規性の要件については、発明保護の観点から、公衆に不測の不利益を与えない一定の範囲で、発明の新規性の喪失の例外が認められています(次項参照)。